リスティング広告のキーワード選定、感覚に頼っていませんか?
リスティング広告の成果を左右する最も重要な要素の1つがキーワード選定です。しかし、キーワードプランナーの数値を眺めるだけでは、本当に成果が出るキーワードを見極めるのは困難です。
この記事では、ChatGPTを活用してリスティング広告のキーワード選定を効率化する方法を、すぐに使えるプロンプト付きで解説します。キーワードの洗い出しから、グルーピング、除外キーワードの設定まで、実務で使える一連のワークフローをカバーします。
ChatGPTがキーワード選定で活躍する3つの場面
場面1:キーワードの初期洗い出し
キーワード選定の第一歩は、ターゲットユーザーが検索しそうなキーワードを網羅的にリストアップすることです。ChatGPTは、人間が思いつかない切り口のキーワードを提案してくれます。
場面2:キーワードのグルーピングと広告グループ設計
洗い出したキーワードを検索意図ごとにグルーピングし、広告グループに整理する作業は地味ですが重要です。ChatGPTなら大量のキーワードを短時間で分類できます。
場面3:除外キーワードの網羅的な抽出
無駄なクリックを防ぐ除外キーワードのリストアップも、ChatGPTが得意な領域です。業界特有のネガティブキーワードまで提案してくれます。
キーワード洗い出しのプロンプト集
基本の洗い出しプロンプト
「以下の条件でリスティング広告用のキーワードを100個提案してください。商材:[商品・サービス名]。ターゲット:[ターゲット層]。地域:[対象エリア]。カテゴリ別に分類して出力してください。カテゴリ例:①商材名・ブランド名系 ②課題・悩み系 ③比較・検討系 ④方法・ハウツー系 ⑤地域名+サービス系。各キーワードに想定される検索意図(情報収集/比較検討/購入直前)を付記してください。」
競合分析を踏まえた洗い出しプロンプト
「以下の商材の競合となりうるサービスを5つ挙げ、それぞれの競合名を含むキーワード(比較系・乗り換え系)を10個ずつ提案してください。商材:[自社サービス名]。業界:[業界]。『○○ vs △△』『○○から乗り換え』『○○ 代替』のようなパターンを含めてください。」
ロングテールキーワードの発掘プロンプト
「以下のメインキーワードに関連するロングテールキーワード(3語以上の複合キーワード)を50個提案してください。メインKW:[キーワード]。ユーザーの検索段階別に分類:①認知段階(まだ課題に気づいていない) ②情報収集段階 ③比較検討段階 ④購入・申込段階。各段階のキーワードには推奨する広告文の方向性も添えてください。」
キーワードのグルーピングと広告グループ設計
グルーピングプロンプト
「以下のキーワードリストを、検索意図が近いもの同士でグルーピングしてください。各グループに①グループ名 ②含まれるキーワード ③共通する検索意図 ④推奨する広告文のテーマ ⑤推奨するLP(ランディングページ)の内容を記載してください。1グループあたりのキーワード数は5〜15個を目安にしてください。[キーワードリストを貼り付け]」
マッチタイプの設定アドバイスプロンプト
「以下のキーワードグループに対して、推奨するマッチタイプ(完全一致/フレーズ一致/インテントマッチ)を提案してください。判断基準:①商材名・ブランド名系→完全一致 ②明確な購入意図→フレーズ一致 ③幅広い情報収集→インテントマッチ。各キーワードにマッチタイプと推奨入札単価レンジ(高・中・低)を付記してください。」
| マッチタイプ | 適用場面 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 完全一致 | ブランドKW、高CVRのKW | 無駄クリックを最小化 | 表示機会が限定的 |
| フレーズ一致 | 購入意図の明確なKW | 適度な拡張と精度のバランス | 意図しない拡張に注意 |
| インテントマッチ | 新規KW発掘、認知拡大 | 幅広い検索語句をカバー | 除外KWの管理が必須 |
除外キーワードの設定をAIで網羅する
除外キーワード生成プロンプト
「以下の商材のリスティング広告で設定すべき除外キーワードを50個提案してください。商材:[商品・サービス名]。カテゴリ別に分類:①求人・採用系(「求人」「バイト」「年収」) ②無料・格安系(「無料」「タダ」「格安」) ③情報収集のみ系(「とは」「意味」「Wikipedia」) ④競合固有名詞系 ⑤ネガティブ系(「詐欺」「最悪」「解約」)。業界特有の除外すべきキーワードも含めてください。」
検索語句レポートの分析プロンプト
既に広告を運用している場合は、検索語句レポートのCSVをChatGPTに分析させることで、追加すべき除外キーワードを発見できます。
「添付のCSVはGoogle広告の検索語句レポートです。以下を分析してください。①CVにつながっていない検索語句のパターン ②追加すべき除外キーワードのリスト ③意図しない検索語句が発生している原因(マッチタイプの問題かキーワード設定の問題か) ④キーワードの追加・削除・マッチタイプ変更の提案。」
ChatGPT × キーワードプランナーの合わせ技
効率的なワークフロー
ChatGPTとGoogleキーワードプランナーを組み合わせると、最も効率的にキーワード選定ができます。
- ステップ1:ChatGPTでキーワード候補を100〜200個洗い出す
- ステップ2:キーワードプランナーで検索ボリュームと競合度を確認
- ステップ3:ChatGPTにボリューム付きデータを渡し、優先順位をつけさせる
- ステップ4:ChatGPTでグルーピング・広告文案の作成まで行う
優先順位付けプロンプト
「添付のCSVはキーワード候補と検索ボリューム・競合度のデータです。以下の基準で優先順位をつけてください。①購入意図が高い+検索ボリュームがある→最優先 ②比較検討意図+中ボリューム→次に注力 ③情報収集意図+高ボリューム→コンテンツ広告向け。月間予算[X万円]の場合の推奨キーワード数と配分も提案してください。」
まとめ
ChatGPTを活用することで、リスティング広告のキーワード選定にかかる時間を大幅に短縮しながら、網羅性と精度を向上させることができます。特にキーワードの初期洗い出し、グルーピング、除外キーワードの設定は、AIとの相性が非常に良い領域です。
本記事で紹介したプロンプトをベースに、自社の商材やターゲットに合わせてカスタマイズしてお使いください。ChatGPTの提案はあくまで起点であり、最終的な判断はキーワードプランナーの数値データと運用者の経験を組み合わせて行うことが重要です。